ビデオ業界誌編集を経て、フリーランスの映画&海外ドラマライターに。映画誌、ファッション誌、テレビ誌などで執筆中。毎日が映画&海外ドラマ漬け。人見知りなのにインタビュー好き。
現代の医師・トミーは、不治の病に冒された最愛の妻の命を救うために新薬の研究に没頭。中世スペインの騎士・トマスは、敬愛する女王の命令を受け、永遠の命を約束してくれるという伝説のファウンテン(生命の泉)を探す旅に出る。そして、未来を生きる男・トムが愛を捧げる対象とは…?
社交ダンス界で活躍する世界的ダンサーが、ブロンクスの高校で生徒たちにダンスを教えながら、彼らに生きる意欲を持たせようとする…。一口に言えば、教師と生徒の交流を描いた感動ドラマではあるが、ユニークなのはアントニオ・バンデラス演じるダンサー、ピエール・デュレインのキャラクターだ。
『インファナル・アフェア』のチームが再結集し、トニー・レオンと金城武が主演。しかも、ハリウッドでのリメイクがすでに決定し、主演はレオナルド・ディカプリオが務めるという。
見かけはヘンテコだが心は優しい緑色の怪物・シュレックが活躍する人気アニメのシリーズ第3作。今回は愛するフィオナ姫の父、ハロルド国王が死去。次期国王に指名されたものの、国王になりたくないシュレックは、後継者の資格を持つという王子・アーサーを探す旅に出る。
「月刊 黒い本」の編集長に死後の世界のルポを依頼されたフリーライターが、仮死体験ができるという謎の“死にモドキ”を求めて旅を繰り広げる…。ここですでにツッコミを入れているようでは、エンディングまでたどり着くまでに息切れしてしまう。『イン・ザ・プール』や『亀は意外と速く泳ぐ』も記憶に新しい異才・三木聡の監督最新作は、終始小ネタに命をかけた奇天烈ロードムービーなのだから。伊勢谷友介扮するフリーライターが旅の途中に出会う人々は全員奇妙奇天烈。第一の道連れ、エンドーのおかしさはアル中のオルゴール職人というキャラクター設定に触れるまでもなく、松尾スズキが演じているという事実だけで十分伝わると思うが、第二の道連れ、リストカットマニアの元SM嬢・サヨコのゆるっとしたおとぼけぶりもチャーミング。
ロック様とのサプライズ遭遇の後、今度は生存者たちの生活スペースともいうべきテントがひしめき合う一角へ。ドラマ内ではビーチからジャングルへ一歩入ったところに位置している生存者たちのテントですが、実際にもやや鬱蒼とした森の中に設置されています。テントと言えば、生活用品や医療品を(リスのように?)隠しているソーヤーのものがよく登場しますが、もちろん彼のテントも発見。謎の組織、ダーマ・イニシアチブのマークが入った缶詰なども見ることができました。
シリーズ第3作『オーシャンズ13』でフィーチャーされるのは、“オーシャンズ”の絆と友情。大切な仲間のひとり、ルーベン(エリオット・グールド)を卑劣なホテル王、ウィリー・バンクにコケにされたオーシャンたちが、ルーベンの敵討ちを胸に世紀の大ペテンを遂行する。第3作ともなればキャスト同士の結束力も過去2作以上に固まっているはずで、そういった現実のシチュエーションともリンクさせているであろうストーリーがちょっといい。実は少女のような繊細さを持つバシャー(ドン・チードル)、単細胞だが人情派のマロイ兄弟(ケイシー・アフレック&スコット・カーン)ら、オーシャンズそれぞれの個性を丁寧にクローズアップした展開が楽しく、「ジョージ、ブラピ、マット以外のオーシャンズの顔ってよくわかんない…」という感想は、今作を機に聞かれなくなるはずだ。
ジン&サンへのインタビューを終え、またもや“リアル「LOST」”状態でビーチに佇んでいると、あら? 遠くから一際目を引く男前が…。なんと、デズモンド役のヘンリー・イアン・キュージックではありませんか。「シーズン2」の冒頭から登場し、“島の地下施設に住むミステリアスな男性”として生存者たちに多くの謎を投げかけてきたデズモンドですが、実は「シーズン3」で彼はより重要な存在に。というわけで、演じるヘンリーもめでたくレギュラーキャストとなったのです。
取材2日目、今日は朝から撮影が行われているとのことで、陽が昇り始めて間もない時間に撮影現場へ。そこではすでにスタッフによる準備が進められていて、キャストもスタンバイ済みでした。撮影するのはビーチの一角を舞台にしたシーンで、ジン、サン、クレアが登場。ビーチに網を仕掛けたジンが漁をするかたわらで、サンとクレアが話し込むシーンのようです。リハーサルの合間、ジン役のダニエル・ディ・キムが私たち取材陣に気づき、「松坂のレッドソックス入団が決まったね!」と笑顔で一言。そうなんです。この日は松坂投手の話題が新聞を賑わせた日。「僕は野球好きなんだ!」というダニエルが気さくに話しかけてくれました。
鬼才監督クリストファー・ノーランの下、マジシャンに扮したヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベイルが壮絶な騙し合いを繰り広げる…。この説明だけで、本作がどんなにゴージャスかを察してもらえるだろう。名声を賭け、プライドを賭けて戦い続ける2人にカッコよさはなく、むしろ見苦しい。それは、彼らが越えるべきではない一線を遥かに越えたところで戦っているからだ。
ハーリーとお別れした私たち取材陣は、次のインタビューまでビーチでしばし待機。ハワイの太陽がさんさんと照りつける中、ひたすらキャストを待っていると気分は“リアル「LOST」”に…。なんて表現するとソーヤーあたりに「俺たちの苦労がわかるものか!」とぶっ飛ばされそうですが、撮影に使われている本物のビーチでたたずむのはなかなか貴重な経験でした。
謎だらけの無人島を舞台に、飛行機事故の生存者たちがサバイバルを繰り広げる「LOST」。「今ハマっているドラマは?」と聞かれ、「『LOST』!」と迷わず答える人も多いことでしょう。そんな人気ドラマの秘密を探るべく、シーズン3の撮影が行われる「LOST」の現場に潜入! 番組のNo.1美女・ケイトからオジサマ好きの女子に大人気のロック様、そして謎の男前(?)まで、生存者たちが続々登場する撮影現場レポをお送りしていきます。
『ゾディアック』で描かれているのは、“のめり込むこと”についてだ。世の中には仕事にのめり込む者、趣味にのめり込む者、恋愛にのめり込む者と、様々な依存の対象が存在するが、『ゾディアック』に登場するのは、異常犯罪者・ゾディアックにのめり込んだ4人の男たち。この映画の原作でもあるノンフィクション小説を著した風刺漫画家、彼と同じ新聞社の花形記者、さらには事件を担当する刑事2人が、60年代末から70年代にかけてアメリカを震撼させた連続殺人鬼・ゾディアックの謎を追い求めていく。