殺人の容疑で、ひとりの娼婦が捕まった。彼女の名前はアイダ、そしてこうも呼ばれる──マグダレーナ・ヴィラガ。刑務所を、ネオンがきらめくダンスホールを、プールサイドを、彼女が長い時を過ごす寝室(ブドワール)を横断し、時系列を曖昧にしながら、映画は女の肉体的、精神的な細部をとらえ、孤独な<囚われの女>アイダが生きる血濡れた世界と、内なる心の世界を描き出してゆく。
ニナ・メンケス
アメリカの知られざる映画作家の特集上映が「ニナ・メンケスの世界」と題され、新たに劇場公開される。
「ニナ・メンケスの世界」として上映される、初期劇映画と最新作ドキュメンタリー『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』から予告編が解禁。
プロデューサーや撮影も自ら務めるアメリカの孤高の女性監督、ニナ・メンケスの3作品が日本劇場初公開。