『リトル・ミス・サンシャイン』などで個性的な女性を力強く演じてきたトニ・コレットと、『チャーリーズ・エンジェル』シリーズや『ラブソングができるまで』など数々の大ヒット作でチャーミングな女性を演じ続けているドリュー・バリモアがW主演の『マイ・ベスト・フレンド』が11月18日(金)より、ついに公開。シネマカフェでは、ミリーとジェス「親友」としてのふたりのみどころ、そして、笑顔と涙でつづる感動作の魅力を特集します。
映画『マイ・ベスト・フレンド』は、ときに恋人よりも家族よりも、そして生涯の伴侶よりも頼りになる、女友達の物語。アメリカ生まれのジェスが親の転勤で移り住んだ、イギリスはロンドンの小学校で出会ったのが、陽気なミリー(トニ・コレット)でした。転校初日、緊張していたジェス(ドリュー・バリモア)を、ミリーがイギリス人お得意のシニカルな冗談で笑わせ、すぐに仲良しに。ファーストキスも初体験も一緒に居合わせるほど、すべてを知り尽くしている二人なのです。できちゃった結婚をして、元バンドボーイだった夫が立ち上げたスピーカー会社のPR担当としてバリバリ仕事をこなし、社会的にも成功しているミリーは、ふたりの子供にも恵まれ公私ともに充実しています。自分の美貌と、それを引き立てるおしゃれが大好きで、ブロンドのロングヘアをなびかせて、ボディラインを強調するファッションと 「クリスチャン ルブタン」のヒールがトレーマークなのです。一方のジェスは、役所で働き、環境保護活動中に知り合った整備士のパートナーとボートハウスで生活。ファッションも、ふんわりと身体をかくすようなシルエットの服を好み、堅実な暮らしを営んでいます。優しい夫と出会い幸せいっぱいですが、妊娠しないのが目下の悩み。ミリーに乳がんが見つかった時、自分のことはさておいて、献身的に彼女を支える覚悟を決める母性を持っています。正反対な二人のヒロインには、多くの女性が抱える様々な感情や願望が反映されています。だからこそ、誰もがきっと彼女たちの中に自分のある一面を見い出し、二人が直面する出来事に「私だったらどうするだろう」と考えずにはいられないはず。本作が女性たちの心を揺さぶるのは、決してよその誰かの物語ではないからなのです。
どこに潜んでいるかわからないのが、運命の出逢い。それは、男女に限ったことではありません。 小学校で出会った時、ミリーとジェスも、自分たちがこれほどまでに固い絆で結ばれるとは思いもしなかったはず。「あなたはいつもSWEET!」と言われる優しくて面倒見の良いジェスと、そんな彼女を頼りにしている気まぐれだけれど華やかで人を惹きつけてやまないミリー。正反対の彼女たち は、まるで磁石のように強く惹きつけ合うのです。二人の関係には、親友という枠を超えて、ときに親子、ときにパートナーのような親密さと信頼関係が見て取れます。女優で恋愛体質の母親をどこかうとましく感じているミリーは、いつだってジェスが頼りでした。わがままを聞いてもらい、彼女だけに本音を告白し、乳がんが見つかった際にもまっさきに家族にではなくジェスに打ち明けるのです。そんなミリーを無条件の愛で受け入れ、わがままを聞き、気まぐれに振り回されるのがジェス。かといって、ジェスがその役割に不満を抱いているわけではないのです。 二人の間に打算はなく、あるのはごく自然に生まれる親友に話を聞いて欲しい、大切な人を支えたいという気持ちのみ。 だから互いに満たされ合い、長く関係が続いているのでしょう。そこに、はたから投げかけられる「なぜ」という疑問は無意味。 二人は友人、パートナー、姉妹、親子というように、ときどきに応じて役割を変えながら、支え合うことができる仲。理屈ではない感情によって結ばれた関係ほど無敵なものはないのです。そんな関係を、“友情”で片づけるのは、あまりに単純すぎるかもしれません。“ソウルメイト”と呼んだ方が、しっくりきそう。ミリーとジェスが見せるのは、うらやましくなるほどに強い“運命の絆”なのです。
満足度
92%
不安な時にそばにいてくれたこと(20代)
落ち込んだ時、良くも悪くも助言してくれる(40代)
女性ならではの喜怒哀楽を分かち合えるところ(20代)
何でも言い合えて、お互いを心から信じ合えるとき(30代)
生き方のお手本に出来る事。(20代)
女性の親友ならではの小さい頃から成長していく時間をとてもリアルで、そして感動的に伝えているところです(30代)
人生でこんな素晴らしい親友がいること自体羨ましい。また、夫婦間の愛も良かったです。(50代)
女性の心情がとてもよく描写され、共感出来る点が沢山。女性同士でもカップルで観ても楽しめると思いました、また観たい!!(20代)
女性には、ぜひみてほしい。近くにいる大切な人を思い出します(20代)
登場人物ひとりひとりが全力で生きていて、パワーをもらえる作品!(20代)
これから生きていく中で、親友とこんな風に色々一緒にすごしたいと思った(20代)
幼いころからの大親友で、ファーストキスから初体験まで、互いの全てを知っているミリーとジェス。あるとき、2児の母であるミリーに乳がんが見つかり、同じころ、不妊治療を続けていたジェスに妊娠が発覚。ジェスは母となる喜びを誰よりもミリーと分かち合いたいが、ミリーのことを思うと、どうしても打ち明けられない。相手を想うがゆえに言葉にできないことがふえていく、2人の友情のゆくえは――。
男性には言えない、女性の視点からの悩みや相談が出来るとき(20代)