父親の記憶というものがほとんどない山本健一は、自分が父親になる事に不安を感じていた。正しい父親の形も、自分が父親になる事も想像が出来ない。彼女とも喧嘩になり、家を出て弟、匠の車の中で寝泊まりするようになる。ある日、父親の葬式に行ってきた匠から、唐突に異母妹の存在を聞かされた健一。突如現れた、妹の存在。3人で会って食事をする事になったが、そこで妹の音麗実から一つのお願いをされる。
泉光典