ユーゴスラビアで失われる宿命を背負い、一人の年配編集長が過去の輝きを守るべく、倒産直前の国有出版社と書店で奮起する。若手キュレーターがユーゴスラビアの日用生活品を使って、失われる国の生活様式がどうやって今日の彼らの生活を支えているかを模索する。中国作家が旅行の道中、異邦人としての視点から二人の生活を捉える。ドキュメンタリー映像では、彼女が見たもの、感じたもの、築いたものを、長い時間をかけ、遥か遠い異国の地で、互いに向き合いながら記録する。
チェン・タンイェン