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【インタビュー】杉咲花、役作りは“対話”で向き合う「自分だからこそできるような関わり方を」

杉咲花が、壮絶な宿命を背負った女性を演じた『市子』が、12月8日(金)に劇場公開を迎える。

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杉咲花『市子』/photo:You Ishii
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役との向き合い方は「対話」


――杉咲さんが『市子』で経験されたアプローチは、ワンアンドオンリーのものなのか、以降の作品にも導入されていくものなのか、どちらでしょう?

私はお芝居において本当にルーティンがなく、何をやっても「これよりベストな方法があるのではないか」と探し続けているような感覚もあります。もしかしたらそれは、初対面の他者と向き合うように、役に対しても「はじめまして」という感覚が強いからなのかもしれません。

――演じるうえでのある種の怖さや不安に、杉咲さんはこれまでどのように向き合い、乗り越えてきたのでしょう。

自分の中では、基本的には乗り越えられていないというか…。恐怖と共に歩むような感覚が強いです。うまくいかなかったときは、後悔しても仕方がないので、それを受け止めて次の日のことを考えていくしかないのかな…と。

――演じ手のセルフジャッジ的にOKなものが、演出サイドから見た作品的なOKと必ずしも一致しないぶん、難しいですよね。

そうですよね。独りよがりになってしまう恐れを抱きつつも、対話を続けていたい気持ちはあります。

――そうしたなかで作品を作る、届ける意識も変化しているのでしょうか。

そう思います。いままではいただいたお仕事、受けた演出に対し全力を尽くし、作品が終わったら次の現場に向かっていく感覚がありました。ですが、物語が作られていく過程を人は見ているし、作品が世に放たれることに対しても、今まで以上に緊張感を持つようになってきました。巡り会えた作品と、自分だからこそできるような関わり方をしていきたい気持ちが、いまは強いです。

【杉咲花】ヘアメイク:中野明海/スタイリスト:吉田達哉



《text:SYO/photo:You Ishii》

物書き SYO

1987年福井県生。東京学芸大学卒業後、映画雑誌の編集プロダクション、映画WEBメディアでの勤務を経て、2020年に独立。映画・アニメ・ドラマを中心に、小説・漫画・音楽・ゲームなどエンタメ系全般のインタビュー、レビュー、コラム等を各メディアにて執筆。並行して個人の創作活動も行う。

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